OpenStreetMapから Garmin用地図を作る

OpenStreetMapから等高線地図をダウンロードする方法


1.必要ソフトのダウンロード
  • mkgmap

    ☆Windowsをお使いなら,mkgmap-latest.tar.gzをダウンロードして,解凍しておく
    コマンドラインが苦手ならGUIツールもあります

  • Free cGPSmapper

    ☆ページ中ほどのFree cGPSmapper marine version 0096 for Windowsの右側Download exe onlyをクリックする

  • Free sendMap20 rev 4.0 for Windows

    ☆cGPSmapperの少し下の方にある


2.地図のダウンロード
  • OpenStreetMapを開いて目的の地域を表示したら,[Export]をクリックする
  • Format to Export項目はOpenStreetMap XML Dataを選択する
    * この形式が選択できないときは[-or+]をクリックして範囲を変えてみよう
  • [Export]をクリックして,しばらく待つと,保存ダイアログが表示される
  • 保存場所とファイル名を指定して保存する
    * ファイル名は出力ファイルのMap-IDにセットされるので,8桁の数字にしておくと後が楽です

3.Garmin用地図への変換
あらかじめosmファイルをmkgmap.jarと同じフォルダにコピー(または移動)した方が簡単です.以下は両者が同一フォルダにあるものとした手順です

  • コマンド プロンプトを起動する
     方法1:スタート⇒ファイル名を指定して実行⇒名前にcmdと入力して[OK]
     方法2:スタート⇒プログラム⇒アクセサリ⇒コマンド プロンプト
  • mkgmap.jarが置いてあるディレクトリ(フォルダ)に移動する
     C:\....> d:[Enter]←←(必要ならカレントドライブを変更)
     D:\....> cd ディレクトリ名[Enter]←←mkgmap.jarが置いてあるディレクトリへ移動
    * ディレクトリ名はmkgmap.jarがあるフォルダを右クリックしてプロパティを表示すると全般タブに書いてあります
  • D:\....> java -jar mkgmap.jar [(オプション)] xxxx.osm[Enter]
    * xxxx.osmは手順2で保存時に指定したファイル名
    * オプションはmkgmapに同梱されているREADMEを参照
  • osmファイル名と同じ名前のxxxx.imgが生成される

面倒な人はmkgmap.jarがあるフォルダに次のようなバッチファイルを作っておくと便利です.
rem ----sample.bat----
@echo off

set FI=map
set OSM=.osm
set IMG=.img

set /p FI="osm file (拡張子無しで) >"
set /p mapname="Map-ID(8桁の数字) >"
set /p region="region-name >"

java -jar mkgmap.jar ^
  --description=%region% ^
  --mapname=%mapname% ^
  %FI%%OSM%
rem ----end-----------
オプションに --gmapsupp を指定すれば,GarminのMicroSDにコピーすれば使えるgmapsupp.img を作ることもできます.また,等高線地図では --transparent を指定すると透過モードにすることができます.
サンプル地図:ジュネーブ&シャモニー(約12MB)
    ルート検索ができます.シャモニー周辺は等高線が入っています.

4.Garminへ転送する
基盤地図情報をGarminに載せる手順を参考にGarminへ転送する